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NBAのニューオルリンズ・ホーネッツに温かい眼差しを注いでみたい…


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wakkanai097またはHN TASHKENT

Author:wakkanai097またはHN TASHKENT
北海道の北端部で、オホーツク海の流氷を溶かす程に熱くゴールデンステート・ウォリアーズを応援している…が、“カトリーナ”の惨禍を見るにつけ、「NBAのニューオルリンズはどうするんだ!?」と気になって仕方なく、“カトリーナ”関係情報を交えた応援ブログを立ち上げてみた…



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“新たな脅威”がもたらした“新たな問題”…
NBAヒューストン・ロケッツのダンスチームに居たこともあるという、ヒューストン出身のNATALIE(ナタリー)という女性アーティストのCDに耳を傾けていたが…そんなことをしていてヒューストン発のニュースに目を止めた…大変なことになっている…

“リタ”を巡り、“カトリーナ”では「対応が悪過ぎ!!」という批判を受けてしまった政権は、「事前避難で悪い状態を避けられるなら…」と「対応に必死」である様、或いは雰囲気が伝わる…「大統領は地元の災害で、カッコウ悪い真似をしたくない訳だ…」と多少意地悪な見方も出来るかもしれないが、大きな被害で被災者救助が難航してみたり、避難所でも色々と大変な問題も起こっている“カトリーナ”の記憶が生々しい―と言うより、復興に着手したばかりで、「進行中の案件」である!!―中、「何とか!!」と地元の皆さんも必死なのだと思う…

「事前避難で悪い状態を避けられるなら…」というやり方…ハリケーンのように、暖かめな海水をエネルギーにしながら「少しずつ都市に迫る脅威」というのであれば、賢明であると思う。不意に大きな揺れが発生する“直下型地震”ではこうも行かない…そこで事前非難の動きが、“リタ”の予想進路であるヒューストンで拡がった…しかし、“新しい問題”である…

都市というものは、都市が抱える人口の他、都市に出入りする人口以上の人々に向けて基盤が用意され、サービスが提供されて成り立っている。だから、「○○の人口はX万人」という場合の“X万人”以上の人々が利用する基盤―道路、空港、港、水道など―は整えられ、物を売るなどのサービスの体制も自ずと整う。“X万人”が所有している自動車を普通に利用して、街の域内や他所の地域とを往来する道路も整備され、車を動かす燃料も“売れそうな量”が方々のスタンドに備えられ、“X万人”の胃袋を満たす食料が食料品店等に揃うものなのだ…ところが、「“X万人”が一斉に街から逃げようとする」という事態に関しては、全くの“想定の範囲外”である…

今、ヒューストンではこの全くの“想定の範囲外”が起こってしまった…他地域へ向かう飛行機の旅客が捌き切れなくなり、長距離ドライブに備えて多くの車が一斉に給油をしようとして燃料の在庫が無くなり、「途中で何とか…」と走り出した車はガス欠で道路を塞ぐ…空港の能力、道路の幅、市内の車に供給可能な燃料…200万人の人口を擁する大都市が普通に機能する範囲を逸脱した人の移動で、麻痺してしまった…“新しい問題”である…

ニューオルリンズの災禍を免れてヒューストンに移った人達…どうしたのだろう?そして、それらの人々を迎えて“支援の輪”を拡げていたヒューストンの人達…どうするのだろう…ニューオルリンズでは支援物資が届かず、市内の方々から食料を奪う等の状況さえ発生してしまったが、このままヒューストンで大きな被害が発生した時の備えはどうなっているのだろう?非常に気懸りだ…


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“影響”に眼は向くが…
“カトリーナ”は人口が集積したニューオルリンズのような場所に被害をもたらした…こうした場所には様々なビジネスも集積している…様々なビジネスが集積するということは、仕事を支える様々なサービスも集積する…人の移動を支えたり、物を届けるというような運輸関連や、往来する人々が宿泊をしたり、会合の会場などを提供するホテル業というようなものは、こうした「都市を支える、集積したサービス」の好例であるように思う。

広範な地域が被害を受け、街がとりあえず動いておらず、街と街とを自在に往来出来る訳でもない中、荷物を届けるサービスも休まざるを得ない状態だった。が、ニューオルリンズの中心街に人々が戻りそうだという状況を受け、荷物を届けるサービスの会社は配送サービス再開を決めたようだ…こうした、街での活動を支える部門が機能を取り戻せば、他の動きも旧に復し易くなることであろう…

これを明るい動きであると思っている矢先、“リタ”で大変な騒ぎになっている様子で、少々心配だが…(“リタ”の情勢は、別途取り上げたい…)

少し話しが逸れるが…昨シーズンのNBAで、ウォリアーズは「半世紀を越える歴史で最も過酷」という「2週間で8試合…移動総距離は1万キロメートル以上…」というロードを経験した…2月末から3月前半の話しだ…この際、ウォリアーズが駆け巡った様々な街に関して調べてみたのだが、この記事で取り上げた“荷物を届けるサービス”に関係の深い街があった。メンフィスである…欧州ではなかなか評価が高い代表チームを擁するスペイン出身のパウ・ガソールが活躍する、グリズリーズの本拠地である。ここの空港は、“荷物を届けるサービス”の最大手企業が物流センターとして利用している。ある小説に「隣街へ贈った筈の花束は、遥か彼方のメンフィスに一旦送られ、そこで仕分けを受けてから隣街へ届く…」という趣旨の記述もあった…今回のニュースに触れ、メンフィス辺りで、シーズンにはグリズリーズに声援を送りながら、こうした荷物を動かす仕事をしている人達のことを思い浮かべた…全米の何処へなりと荷物を送って、様々な人々の仕事を支えているということに、こうした業務に携わる人々は矜持を持っているのだと想像するが、悔しい思いを抱いていることであろう…抗い難い自然災害に起因することとは言え…

ホテルである…例えば稚内…夏季には市内のホテルで収容可能な人数を超える人達が宿泊を希望する…だから高くても客室は埋まる…誰かが来ることになり、方々に電話してもなかなか部屋を取れないというのは、夏季には非常に多い…対して冬季などは、収容可能な人数よりも宿泊希望者は少ない…「空室のままにしておくより…」と価格も下がる…ホテルというのはそういうような需給バランスで収支状況が大きく変わるものだが、“カトリーナ”関連で米国のホテル業界も色々と影響を受けているようだ…例えば、「ニューオルリンズのホテルに集まって大きな会合」というような話しがあった場合、開催場所を他の都市に移すので、他の都市で宿泊者用の客室や会議室の需給バランスが動く…ニューオルリンズ等のホテルにしても、当面は復興関係の仕事で動く人達による“半ば貸切”とならざるを得ない…そうなれば価格帯は、比較的高い水準で推移するであろう…影響は意外なまでに広く及ぶものかもしれない…

直接には災害と関連が薄いかもしれないような“拡がる影響”に類することに目が向き始めたが、何か“次なる脅威”が気懸りである…


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